こんにちは。初めて相談させていただきます。 20歳の男性です。大学に通って研究しています。わたしは気分がいいときと、落ち込むときが1日に2,3回くり返します。15歳のころから次第に日々の動作に安定感がなくなっていきました。今日はこれからある科目の課題に取り組みます。課題をといて、提出する、確認された答案を先生の部屋まで取りに行く。このサイクルはしています。 サイクルをくずさないで毎日過ごしたい。人からどう思われるか、どうみられるか気になってしまう。また、人から批判されるとおじけずいてしまう自分がいる気がします。 人の、特に先生方の意見や持論に逆らうことはありませんが、内心、異論を感じても、そんなじぶんがだれかの圧力で、無理やりその人のやり方、考え方を押し付けられる気がして、そういう予定はないのに不安だな、と思うことがあります。 それでも、ご飯をたべたり、自宅の部屋のそうじをしたりするときは気が楽です。加えて、あまり余計なことは考えないで、問題を解く、参考書を読むように心がけています。 話が長くて何が言いたいかわかりにくいかもしれませんが、不安とともに生きている、その不安をコントロールして安定して過ごしたい。そんな気持ちです。 二つ目は、人とけんかするのが苦手だということです。相手からいろいろ批判されるとなかなか言い返せませんし、言い返しても、1年たっても報復されるかもしれないと思うと、できるだけ恨みを買いたくないと思います。ただ、あれこれ悩んでもこころが重くなる、心は軽いほうがいいと思い、あまり先のことを考えずに、レポートを書くなどしています。また、ぬり薬や缶詰め、水などを買ってたくわえておくことで、自分の生存が未来もできるように、安心を得られます。 先生の本「オール1、教師になる」(新潮社)を読みました。並みならぬ継続力と集中力でサバイバルしてきた先生は、大学で不安になるということはなかったかもしれません。これからの1か月間は、期末試験に向けて高得点を目指すのみです。この先に自分の人生どうなっているのか、不安をもっと分けてみると、未来で就職で後悔したくないという思いがあります。 ある意味、誰かに背中を押してほしい、自分の責任を他者に分散して軽減したい、そんな甘えも心理にあるかもしれない、特に就職に関してです。あと1年以上、入社試験や面接までありますが。ある意味、あまり障壁がなく生きてきただけラッキーだと近頃感じます。テレビやニュースで貧困や学校、仕事のトラブルを見るとそう感じます。結局、自分で、現実の不快さを押しのけていく必要があるように近頃思います。 何が相談したいのかというと、長生きしたい、人にできるだけたたかれずに生きていきたい、仕事に面白みを感じたい、ということだと思います。損をしないで、だまされないで、たたかれないで過ごしたいのです。先生は読んでどう思いますか。
|
宮本延春 - 2019/02/13 11:20:03 |
|
さとし様
初めまして。 書き込み、ありがとうございます。
相談コーナーは現在閉鎖とさせていただいております。 それゆえお返事が遅くなったこと、お詫び申し上げます。
さて
「先生は読んでどう思いますか。」
大切なのは、私がどう思うのかではなく さとし様が、どう思うのか ご自分の気持ちをどのように置くのかです。
そのことに気を付けながらお返事させていただきます。
「わたしは気分がいいときと、落ち込むときが1日に2,3回くり返します。 15歳のころから次第に日々の動作に安定感がなくなっていきました。」
気持ちにムラができてしまうこと、理解できるつもりです。 。 特に、心が成長していく過程では 心の成長痛もあるものです。
言い換えれば、このように感じてしまうことは 誰にでも起こり得ることだと思います。
ですが、もし鬱に関係するものでしたら 医療機関を利用する方が、解決策があるかもしれません。
気になるようでしたら、ためしに行ってみるのも悪くないかもしれません。
「人からどう思われるか、どうみられるか気になってしまう。 また、人から批判されるとおじけずいてしまう自分がいる気がします。」
私は打たれ弱いので、このようなお気持ちは とても良く分かります。
なかなか難しいことですが できれば人と争わずに過ごせると良いですね。
「ご飯をたべたり、自宅の部屋のそうじをしたりするときは気が楽です。 加えて、あまり余計なことは考えないで、 問題を解く、参考書を読むように心がけています。」
何かに没頭しているときは わずらわしいことを忘れることができます。
このような方法で ご自分の気持ちをコントロールすること とても良いと思います。
「不安とともに生きている、その不安をコントロールして 安定して過ごしたい。そんな気持ちです。」
この方法、試行錯誤しながら見つけられることを願っております。
「二つ目は、人とけんかするのが苦手だということです。」
私も、まったく同じです。
そして、それで良いと思っております。
「先生は、大学で不安になるということはなかったかもしれません。」
無いと言えばウソになります。
「この先に自分の人生どうなっているのか、不安をもっと分けてみると、 未来で就職で後悔したくないという思いがあります。」
そして 人生における不安は その時において必ずあるとも思っております。
小学生の時、中学生、高校生のとき…… それぞれに悩みや不安があったはずです。
受験生のときには、合格できるかな…… 就職に関しては、就職できるかな…… 就職したあと、うまく人間関係を作れるかな…… 異性に関して、仲良くできるかな……
家庭を持てば、我が子のことで悩みも生まれ そのつど不安はついてきます。
「何が相談したいのかというと、長生きしたい、 人にできるだけたたかれずに生きていきたい、 仕事に面白みを感じたい、ということだと思います。 損をしないで、だまされないで、たたかれないで過ごしたいのです。」
上記のことは、おそらく誰もが望んでいることだと思います。
著書の『キミのためにできること』にも書きましたが 不安や悩みは二種類あります。
それは、悩んで解決するものと 悩んでも解決しないものです。
出したメールの返事がこない……なぜだろうと不安になっても それは相手の問題なので、悩んでも解決しません。
不安に思うとき この不安は悩んでもどうにもならないと思うのならば その不安という呪縛から逃れるために 別の何か没頭できるものに集中した方が良いかもしれません。
また、不安や悩みの多くは時間が解決してくれます。
もしできることがあるとしたら ご自身が望む未来を得られるよう いまできる努力にエネルギーを注ぐことかもしれません。
さとし様の不安が少しでも和らぐことを願っております。
|
|